なぜ、
治っていくのか?
どうしたら
心身が、ラクになるのか?
数多くの人々を癒やしてきたセラピストにきこう。
発達凸凹の人たちが、健康な生活を送るため
今日からでもできる取り組み。
脳みそラクラクセラピー
―発達デコボコの人の資質を見つけ開花させる―
愛甲修子 著
1,600円+税
――目次――
1.治るって?
○発達障害は治らないんでしょ?
○「目の前の人をラクにしたい」という気持ちが原点
2.脳みそラクラクセラピーの現場から
○重度障害の方たちとのかかわり
○なぜ問題行動が治まっていくのか?
○知的障害のある人が知的に発達していくとき
○知的障害があって多動な人とのセラピーの現場
○「○○療法に効果はありますか?」という設問のむなしさ
○知的に高い人への支援 まず体質を見極める
○体質をどう見分けようとしているか
○〈まとめ〉脳みそラクラクセラピーの現場で起きていること
3.「過敏体質」+「こびりつき脳」という体質への配慮を発達につなげる
○「過敏体質」+「こびりつき脳」への対処法の基本
○「なぜいつもびくびくしているのか?」を理解する
○なぜ「こびりつく」のか?
○過敏体質への配慮は発達援助のひとつ
○思春期の壁
○特別支援教育は「普通の子」にするためのものではない
○納得できる伝え方の工夫が大事
○耳を傾けるべき当事者の声
○やらなきゃいけないことをやらない子への対処
○パニックを起こす子への対処
マンガ 脳みそラクラク体操
○身体の動きが乱暴な子への対処
○SSTはむしろ遠回り
○トイレットトレーニングも感覚運動アプローチで
○誤学習を解きほぐしていくための工夫
○お金の価値を教える
○他者の視点を入れていく
○障害を「理不尽」と思わないですむには
4.資質を見つけ、開花させる
○いいところ探しはしますか?
○「家でできることありませんか?」と保護者にきかれたときには
○親でも(親だから)できる「資質の見抜き方」
マンガ 資質が現れる場
○見抜いた資質をどう磨くか
○脳はデコボコであるがゆえに発達し続ける
○幼児期の遊び体験から向いている仕事を探る
○「気持ちいい」をつかむのが上手になるには
○無駄な遊びが大事
○資質を開花させるためにこそ、療育のメニュー化を避ける
5. 弱みを強みに変えていく
○症状は自己治療
○安心の土台を築く
○五感トレーニング
○発達段階を「クリアする」という考え方
○エネルギー切れにどう対処するか?
○暴力をふるう人、ゲーム依存の人の強みはどこか考えてみる
○迷惑行動を取る人の強みはどこか考えてみる
○「他人に対して断罪的な人」の強みはどこにあるか考えてみる
○「普通」にならなくていいのに(開き直りのすすめ)
○無理に仲良くしなくてもいいじゃない(開き直りのすすめ)
○「人は人、自分は自分」と考えるのが苦手なのはなぜ?
6.もう一度考えてみる。「治るって?」
○「治る」という言葉の意味をもう一度考える
7. 社会の中で生きるには
○好奇心と社会のルール
○愛着の形成と社会ルール
○友だちのいる意味
○選んで決める力の大切さ
○子どもの「感情」に蓋をしない
○人と人との関係をどう築いていくか
○ルールを守れる人になるには
8. 好奇心と遊びで、社会(みんな)の中で生きる人になる
○発達を取り戻すとは
○ひとり遊びからの出発
○反社会的という意味
○感情の蓋を取る
○「誰かと仲良しになる」と「未来への希望」が出てくる
○「自分がどういう人間か」知るとはどういうこと?
あとがき